
フィリピン料理(1)料理を始める前に理解したいのはフィリピンの賃金
東南アジアで特に食べ物のまずい国として有名なフィリピン。
スペインに長く統治され、アメリカにも統治された。アメリカは
移民の国なので料理は伝統的なものは少ないが、スペインは地中海の
温暖な地域から山岳部と日本のような海洋性気候で日本ほど気温は
下がらないが寒暖差があり世界に誇れる食文化が形成された国で
ワインなどは特徴的なものが多い。
フランスワインのように綺麗な味が好きな人はイタリアやスペインワインは
雑味が多く感じるが、それが魅力を言う人が多くいる。
具体的な事を書かずに雑味というと何だか悪く取られるので、
例えば上で書いたワインだとフランスでは強い酸を和らげ
より洗練された味にするためにマロラクティック発酵という後発酵をし
酸をやわらげる処理を行うことが多く、スペインやイタリアでは少ない。
味覚は個々に違うので、私は後発酵をしたワインが美味しいと思うが。
他の人は酸による味の切れが、強い個性のブドウで熟成が少ない場合は
味の切れをもたらすとか言う。
こういう論議は、金持ちの世界の道楽で、ハマる必要もないと思うが、
知識としてマナーとしてワインや酒、食べ物に意識を配るのは、
人生を豊かにする。
ワインの世界は同じ容量の瓶で場所により100倍の価格差がごく普通に
生じ、世界的に有名なロマネコンティというワインでもその畑から
数百メートル離れた場所では日当たりや土地の形状から規格を満たさず
その名前を名乗れないことで価格の桁が変わる。
ワインは機械式時計のように、いざとなれば旅行先でも質屋に持ち込めば、
仮に強盗にあって無一文になっても、国に帰る旅費ぐらいは軽く作る事ができる。
だから金持ちの間では保険の意味もかねて高級時計が売れる。
しかしワインは飲めば終わり、だからその価格が払えるという
意味では金持ちの証明にはなる、しかし、なぜ高いかを理解しないで
支払いの能力があるという事を見せるためだけでは接待の時にしか
使えないし、人生を豊かにすることはできない。ネットが普及し覚える事は
そのような世界があるという事実だけで詳しいことはググるだけ。
上で書いたワインの事でもMLF発酵と検索すればそれで終わりで必要であれば
取り込み興味がなければ捨てるだけで、興味を持つが何よりも重要で
なぜ、今日のお題のフィリピンの料理が不味いのか?それは味に興味のある人が
少ない国という事で興味の方向性が違うだけ。
興味は人それぞれで100億の資産があっても倹約に勤め水戸黄門的に
じつは、すごいぞ私はみたいな人もいる(例えが古いのでググってください)
もしくはコンビニに行くのも、ギラギラ全身3億円とかもいる。
究極はバランスで、良い背広を買えば良い靴を買い、良い身なりになれば
行動が変わり、習慣が変わり、性格まで変わる。
フィリピンの料理の不味さは味に対する興味の無さであると考えるのが
今日の私の主張。バランスという点で3億円ギラギラの人の確率が多く
Facebookの普及率からも理解できる。
この理由が過去の植民地支配から来たのか?ただ、そういう国になっただけか?
極めてバランスの悪い思考が多いのは、国民の平均年齢が日本の半分の年齢で
という事でで片づけたい、若い時は国籍を問わずギラギラ思考が強い。
これからフィリピン料理というカテゴリーを作り書き進めていく前に
数回はフィリピンの人と食の感覚を書いていきたいと思う。
基本、食えればいい。というのが国民の6割の人々で一食の予算は日本円で150円ほど
それでも、その予算でエンゲル係数は42を超える。
給料が安すぎて物価が高いから仕方がない、生活するだけで美味しいものを
少しだけとか言える状態ではないのがフィリピンの食文化である。
米が一キロ80円程度ですので一食150円は可能な数字であり
私自身も会社の社員食堂の内容から想像するとズバリ当てはまる価格で
一食80ペソがボリュームゾーン。
日本人がこちらの生活を体験すると、なんともひどい食事という人が多く
フィリピン料理=不味いとうのは否定できない。
そんなフィリピン料理をこれからカテゴリーの一つとして書いて
行こうと思います。