フィリピン料理(7)米、ご飯

フィリピン料理

フィリピンのご飯は美味しいの?

不味いよ!

しかし、世界最先端の米の栽培の研究所が以外にもフィリピンにある。
なぜ?もっといろいろな種類の米が栽培されないなのかとフィリピンに
来た当時は思っていた。そのころから長粒種、日本で呼ぶタイ米は日本食には
使えないと判断しすぐにあきらめた。

国際稲研究所 IRRI=International Rice Research Instituteが
ロスバニョスある。あまりに日本米が高くて、フィリピンに来た頃に
種子を買えると聞き、育ててみたく、まだ英語もタガログ語も
ほとんど喋れないときに行って苦労した記憶がある。

しかし長粒種=インデイカ米の方が世界では多数派で粘りの強い短粒種は
逆に敬遠される。インデイカ米で別格なのが長期保存されたバスマティ米で
ヒマラヤの高地で作られる高級米。
フィリピンだとグリーンベルトのパキスタン料理屋で味わえる、
確かに立派な米粒で香りもよい。

フィリピンでは同じ長粒種でも米粒が細く割れやすく扱いにより大きく味が変わる
フィリピン米の品種に関しては下記が有名でDinorado ディノラド 
と Sinandomeng シナンドーメンの2種がレストラン向けに出荷されている。

日本米ではMt.Fujiというロカールジャパニーズライスが最高級で、デイノラドの
3倍の価格で売られている。昔に栽培を頼んだ農家のおっさんが3倍の支払いでも
日本米は育てたくないと言われたのを思い出し、今になって本当に3倍の価格だわ
と気が付いた。三毛作のローカル米だから3倍ではなく栽培の難しさ
特に稲の背丈の高さが問題で収穫前に風で倒れたら死ぬ思いでの刈り取りになる
そのリスクを取るのは嫌だと言われた。

以外にもフィリピンは、コメの自給率はそれほど高くないようで、ここ数年の間に
輸入米が認められはじめ、日本米は現在ベトナムから安く質の良いコメが輸入され
販売されている。

日本のコメ、短粒種は粘り気があるから、水から鍋の水を捨てることなく
炊き上げるが、他の国は粘り気が嫌いでお湯炊きにする、
だから特有の臭いは流される。カップ焼きそばのUFOのように
柔らかくなるまで煮てお湯を捨てて蒸らす。
この炊き方は世界的には多く、行われておりパエリアやピラフのような
炊き方は油でいため油の力でパラパラになるようにする、
やはり餅のようなご飯が好きなのは日本の周辺だけである。

ここフィリピンだとパンダンという葉の香りをつけたコメが好まれ。
タイだとジャスミンの花で香りを添えた米料理が好まれて
米の香りに関しては国により好みが大きく分かれる
ローカルのお客さんを相手にする場合はインデイカ米に変えても良いし
その場合は弁当であっても箸では食べられないので
スプーンを添えるところまで考えないといけない。

ちなみにフィリピンの日本米Mt.Fujiの場合の水加減は
寿司で米1kgに水1.2kg前日に洗いざる揚げして炊飯。
通常の炊飯で1.4㎏の水加減がおすすめです。

本日のお題のお米、世界でマクドナルドのセットにご飯のメニューがあるのは
フィリピンだけという。
1億人を超える国で米の輸入国であるフィリピンは米食文化だ。

中国の大規模水害後の食料不足が影響してくるだろうが、フィリピンには
それほどの備蓄はない。インフレ決定みたいな報道が出ているが
今後の世界的な食糧不足は予定通りに来るのか?
フィリピンでも、地方の農家によると、農地を買い漁る資本家が
かなりの勢いで農地を買い進めているという。
軽井沢に特殊な別荘を買った大金持ちもアメリカ一の農地保有者になったとか?

もうすでにアフターコロナが動き出しているようですね。

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