売ってねーぞ!マニラヘンプーヤンはマニラで

フィリピン生活

マニラヘンプーヤンって流行りなの?

マニラヘンプーヤンなるものを探せと言われLazadaであれこれ探したがない。
何だかわからんが、変な名前で麻製品という。

Google検索で見る写真には確かにManilaとある

Manila Henpyan まさにタガログ語だなと?と思うYanなんてAno ba yan
日本語で言う なにそれ?みたいな言葉だから騙されたが
Henp Yarn ヘンプ ヤーン で 英語の麻糸だった…..

グーグルで目的の商品が探せないなんて久しぶりなので記念に
マニラヘンプーヤンでブログでも書いておくことにした。

マニラ麻は船舶用ロープとして用いられるので有名だと聞いたが、
フィリピン原産で、ボルネオ島やスマトラ島あたりで収穫されるバナナみたいな木、
しかし草だとか?外見もバナナの木によく似ている、
葉は楕円形で葉鞘の部分で繊維が取れる。

マニラ麻の繊維は植物繊維としては最も強靭なものだそうで、
何よりもいいのはマニラ麻製のロープは水に浮き、太陽光や風雨などに対しても、
非常に高い耐久性を発揮するので船舶係留用などのロープ、紙幣、
織物などに用いられている。日本の紙幣マニラ麻と三椏だという。

マニラ麻は根を残して切り倒し、葉鞘を引き剥がすだけ、
残された根からは新しい芽が出て,生長するのでフィリピン向きな作物。
葉鞘というとどの部分だろうと思うがトウモロコシの皮みたいな
葉の付け根の部分だ、葉鞘から不要なものを除去し、繊維だけを取り出す、
繊維は長さは1.5-3.5mもあり、これをよりあわせるとロープができる。

フィリピンでは、1800年代からロープ用に栽培されており、
第二次世界大戦前には日本人も、フィリピンのミンダナオ島ダバオ市に渡り、
麻栽培を始めたとかでダバオの発展に寄与した。
ドゥテルテ大統領。当時ダバオ市長地域経済の発展に寄与したと
評価する挨拶をしている。

ケナフ、洋麻からとれる繊維はコーヒーの麻袋などに使われるし,
紙の繊維分としても利用されている。

麻糸の利点は強くて丈夫、良い絶縁、カビ耐性、洗濯して使い込むとなじむ、
色あせしにくい、逆に麻糸のデメリットは粗い、非弾性、重い、扱いにくい。
このため、他の繊維とブレンドされ、欠点を軽減させて強度をもたらし、吸収性、
防カビ性、を混紡した場合にも残すようだ。

マニラ麻を紙のように梳いてテープ状にカットし、
撚り加工と撥水加工を施しているのがマニラヘンプーヤンで,
とても柔らかくて軽いので帽子やバッグ、かご作りにも使えとか.

自分でボタンを付け直すのも一苦労なタイプなのでよくわからないが
今。日本で大変人気の糸となっているらしい、
しかもマニラと名前の付く日本の製品だったとは。

マニラヘンプーヤンという名前からフィリピンの工芸品と
思いこんだのがいけなかった。
検索をしてみると日本の製紙会社のホームページにたどり着いた、
マニラ麻から薄くて耐久性のある紙を作り、紙糸を作成するそうだ。

マニラ麻から繊維を抽出し、乾燥させた後、パルプ化してこの紙を作り次に、
紙は薄いストリップにスリットされ、リサイクルされたポリエステルまたは
オーガニックコットンで撚られて紙の糸を形成する。

なるほど、フィリピンでは難しくて作れない…….

今日の学びはマニラヘンプーヤンという幅広の糸はマニラでは作っていない?
多分そうだと思う?マニラに知り合いがいても日本で流行っている
マニラヘンプーヤンは売っていませんので頼まないでください。
他の繊維とマニラ麻の混紡品はLazadaで売っていますよ。

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