ゴーストマンス?お化けの月?
なんだそれ?
これは、私もフィリピンに来てから知ったことで
生活に影響があるのでフィリピンで生活する人は知っていた方がいい。
ゴースト・マンス 2021は8月11日 〜 9月9日、ゴーストデー 8月25日!
ゴーストマンスとは、道教の祭りですが、華僑が経済を動かすフィリピンでは
動きが止まる景気の悪い月。
景気が悪い時に来るフィリピンでのゴーストマンス。
今年は来るか一年ぶりの株の大暴落?
中国の文化では、太陰暦の7ヶ月目の15日はゴーストデーと呼ばれ、亡くなった
祖先の霊が出てくる幽霊月で、日本のお盆も中国の影響。
ゴーストマンスの初日、今年は8月の11日に地獄の門が開き、霊が現世の
世界を訪れ、これらの霊たちは、1か月間家族の元を訪れ、ごちそうを食べたり、
連れていく死者を探していると言われ、これら霊がらみの
不運を招かないように霊もてなすとか。
フィリピンの場合は、8月に入れば華僑は動きを止めるのが普通。
商売人やそれに関わる人はわかっている、投資や結婚とかだけでなく、
通常の契約も極力さけるかゴーストマンス明けの日時にする。
華僑の人たちはお供え物でお化けをもてなして帰るまで待つのが基本。
日本のお盆の海水浴は良くないと言うが、これは中国の影響で
中国人はプールですら泳がない、溺死させれれると考えるからだ。
フィリピンでは国籍により出資の規制があるので、華人の方が多いと思う
華人と混同される場合があるが、華僑と華人は大きく違い、華僑とは中国国籍を
保持したまま海外に長期的に暮らす者。
華人とは現地国籍のみを有する、土着化した人でチャイニーズフィリピーノである。
華僑は昔のフィリピンで言うOFWで、フィリピンからの中国本国への送金によって、
中華民国の国際収支を支えた。フィリピンは二重国籍は昔は簡単に買えたので
華僑と華人の両方が多いというの正しいのかも、
華僑は同郷者で形成されるコミュニティーで、これをもとにした
同業者の集団ができあがり、現地の経済・政治に大きな
影響力を持つことが多い。
同業者の集団ができあがるのは、先行して商売を始めた経営者が、
同郷の人を雇い、やがては独立を支援し、それが繰り返されて大きな力を
持つ経済的に実力をつけると政治面でも力をもつようになり、
コラソン・アキノ元フィリピン大統領が生まれるに至った、
華僑は容易に相手を信頼しないかわり、一旦信頼したら関係が続くと言われ、
彼らの団結力を高める、チャイナタウンに行けば消防から警察まで
フィリピンの行政に頼らない自営団が今も中心で活躍している。
彼らは友人を大切にするが裏切れば躊躇なく殺しマニラ湾に沈めるとか言う。
以前お手伝いした華僑の人が夜遊びに行くときに家を壊したらマニラ湾に沈むと
笑い話で話していたが嘘でもないと思う。
フィリピンは、スペイン系(メスティーソとかスパニッシュ)
土着のフィリピン系(ピノイ)華僑(チノイ)
財閥はアヤラ、スペイン系の不動産インフラ分野と昔からの血統と伝統が
ある場合と下層のチノイからなりあがったSMのシーのような小売り
サービス業でも成功しているタイプ。
もしくは本土で成功して拡大のためにフィリピンに来ているタイプや闇社会で
大きな財を成した人が入り乱れている状態でも団結し政治家を立ててくる、
そこが華僑の強さと思う。すべては第二次世界大戦後にフィリピンが
独立したときに、華僑系富裕層グループが買い上げた結果が今に至る。
華僑の結束の強さに目をつけてチャイニーズスクールに通う
フィリピン人の金持ちもいるほどでありフィリピンでは、
政治からインフラにいたるまであらゆる面を握っているだけに、
チャイニーズスクールで得た人脈だけで、成功しているフィリピン人もいる。
成功者の華僑の人は面白い価値観を持つ人が多くコカ・コーラーの景品の
腕腕時計を付けた普段着のおじさんがベントレーでお迎えされたり、
面白いからと言い自分で車を運転して食事に来たりする人もいるが
家には多くのドライバーと車が待機している。
フィリピンの8月は基本的に動かない月であり、契約ごとは控える。
フィリピンの経済は戦後に中国に支配されたと考えていいと思う。
もし、商売で手助けが必要なら迷わず華僑の大物にアポイントメントを取る、
それが近道ではないかと思います。
実質的にはロックダウンに突入しているマニラですので。
さらなる治安の悪化、仕事が進めないストレス等があると思いますが
無難に8月が越えられると良いですね。