
ワインと豆腐は旅をさせるな
漫画の美味しんぼで出た言葉だが
なぜかいつも思い出す。
むかしむかしに私は京都の銀閣寺の近くに住んでいた
その時に食べていた森嘉の豆腐で豆腐が好きになったが、
今はフィリピンに流れてタホに薬味とPBで食べている。
豆腐が旨いか?つゆが旨いか?その両方があれば一番いいが
どちらかが、ずば抜けていれば、ある程度満足できる。
刺身、おひたし、焼き茄子、納豆などなど食卓の醤油が普通の濃口醤油の
ご家庭では、ぜひ合わせ醤油をつくるか、買う方がいい。
鰹の風味と少しの甘みが醤油に溶け込むだけで、これほどの差があるのか?
そう思われると思う、私の場合はPBと言う名前で準備しているが
和食の場合は土佐醤油と呼ぶことが多い。
当然だが、最高の材料であれば最高においしいが、醤油はワインと同じで
旅はできない、熱による変化が激しくコンテナーの輸送にも耐えれてない
調理の際にも沸かしてしまえばアルコールとともにもろみの香りが
揮発してしまい価値を失う。
そこまで材料に気を使うなら最低の材料に邪道とされる ほんだし と
価格的には安いが本物の味の、出しパックが加われば
そこそこの味に変化する、反化学調味料派の攻撃を私はいつも受けるが
フードティスティングの席では勝ち続けるので、結果として
化学調味料は旨いと理解している。
問題は嘘をつくことで、これが会社の信用を一度で吹き飛ばしてしまう
使いたければ使うし、会社の方針が使用不可ならやめるだけ。
味の素を使わずに他の味の素製品は良いというのも
よくわからないが、その矛盾が会社員というもので
最近は会社員が続いている私は、会社で働くのも結構たのしいと思っている。
会社というのは面白いところで一人ではとてもできない規模を扱える
最近はオンラインの仕事場ばかりでデーターがどんどん貯まる。
アクセス権でセキュリテイをかけている会社が多いが
アクセス権を持つ者のコンピュータが普通に共用されたり
そのアクセス権者のコンピューターはセキュリティーが他の
パソコンより弱かったりと抜け穴がある。
個人商店のように、自分一人で回している商売にはとても
セキュリティー面ではかなわない、人が多く働くというのは
管理が難しい、それであれば公開して、従業員全員参加で
アイデアを出して常に先を走ることが、真似できない
理由にしてしまった方が会社の価値は上がるし、
仕事が面白そうだと思う。
まあ、私は年だし、守秘義務契約を書かされているので
下手なことはできない。はい!わかりましたと毎日仕事をするだけで
仕事は回るし、首にもならないから会社とは面白い。
話が逸れまくったので戻して、今日の料理の写真は冷奴で
レシピも何もない。
醤油がおいしいとすべてが変わると書いて脱線したが
土佐醤油は醤油に溜り醤油、味醂、酒、鰹節、昆布が通常加わる
PBは私なりの家庭での土佐醤油であり、安価でおいしい方法ですので
自分でレシピを変えてもいいから、あなた用のPBを作ってください。
それが決まれば辛子醤油、胡麻醤油、黄身醤油、わさび醤油、おろし醤油と
混ぜるだけで日々の楽しみが生まれる。
最後にお題の豆腐ですが、フィリピンで美味しい豆腐が食べたければ
自分で日本の豆を挽いて豆乳にしない限りおいしい豆腐は食えない、
もうあきらめてタホというフィリピン版寄せ豆腐を食べるが
10ペソでかなりの量がある。
まずい豆と不味い水で作る豆腐だが旅をしていない。
旅をするという意味は製造後に流通や陳列で時間が経つという意味。
鮮度抜群の豆腐であるタホ、にがりを混ぜて出発して売切れるまで
歩くと仕事が終わるタホ屋さんがフィリピンではどこにでもある。
木綿が良ければ多めに買いザルに取り少し重しを書ければいい。
何も言わないと、黒蜜とタピオカをかけれれてしますので
ご注意下さい。
もう、私は長くフィリピンに住みすぎて味覚が崩壊しているが
最初に書いた、豆腐か醤油のどちらかをおいしくすると、まあ、
これでいいでしょ?となる感覚は海外に住む方には
理解していただけると思う。
普通に食卓で使う醤油を変える。
これが今日の提案です。