おいしい仕組み(39)野菜のきんぴらとフィリピンの教育

きんぴら おいしい仕組み

写真は独活のきんぴら。

10年は食べてないな、

日本に行きたいな。

きんぴらは、ごぼう、人参、こんにゃく等の材料を油でいため
味付した料理で、精が付く料理として
むかしの強い人の名前を取って料理名にしたとか。

まあ、そのような由来があるという事で、意味がないよりいい。
そういうことを、わからなければ調べる、そういう面では日本人は
真面目な人種だと思う。

で、ここフィリピンでは、わからなくても全く調べない。
ネットはFacebookのためにあると言っても過言ではない、
貯える知識は、誰が今、何をしているか?それが重要である。

どのようにして、フィリピン的な思考方法が生まれたのか?
管理されそうなったから?気候から来るのか?国の国民の管理の
結果のなのかわからないが、ある意味、忍耐強く、無関心としか思えない
国民性が出来上がりそれが受け継がれる。

この世界最長のロックダウン政策でフィリピン人の強さがで見えてきた。

私はフィリピンでは簡単に暴動がおこる国と思っていたが、暴動どころか
デモすら見ていないので、他の国とは違うと感じる。

そういう観点から、ものすごく我慢強いフィリピン人が作る国の将来が
どのように変化していくのか、個人的にはものすごく興味がある。

外国人である私が思うのは、商売人の政治家のに対する活動の成果で、
報道機関も商売人の意思に反することを言わない、どの国も同じであるが、
フィリピンは個人レベルの不満で収まつている、というか
一個人の不幸に焦点を当てた報道で、これに比べればまだ自分は良い
そう思わせるような報道や番組が目に付く。

本当にお金持ちには天国である。

さて、今日の料理のきんぴら。

細く刻んだ材料を胡麻油で炒め、PBと砂糖で味付をして、仕上げに一味や
七味で風味をつける。材料に対してのPBの量の関係は、材料の水分により
大きく変わる料理なので、今日は特に割合を書かないようにします。

おいしい仕組み(18)スープの作り方で考えるスタッフへの説明の必要性

油の風味で仕上がりが変わるので、炒め油は少なめで作り、仕上げに
好みの油をかけて食べると良い。
きんぴらという料理の名前は、細く刻んだ材料を油で炒めて煮るという
作り方で作る料理、それが呼ばれることが多い。

冷めても美味しい料理であるが、冷やして食べる場合は油の種類を
低温でも固化しにくい油で、しつこさを感じないように仕上げる方がよく、
温かい状態で食べるであれば動物系の脂でも美味しい。

油の種類で日本で多く使われるサラダ油は、海外では通じにくい。というか
フィリピンでスタッフ相手に通じたことがないので、海外では通じないと
考えるべきだろう?

サラダという冷たい料理に使える油、という意味でサラダ油という名前が
使われており、低温でも白濁や固化がない油がサラダ油と名乗る条件となる。

世界的に食用油の値段が上がる中で、フィリピンでは配合するココナッツオイル
の割合が高くなり室温で固まる油が増える。

室温で固まらない油、それを探すだけでも、フィリピンでは一苦労で、
ココナッツオイル由来の香りが油にあり、日本人のフィリピン料理嫌いに
拍車をかけてしまう。

価格に限界があるので、フィリピンでは大豆、菜種などの一つの原料から
作られる油はあまり販売されない。それでも油は高価で18ℓ缶で
日本円で2500円程度の価格であるので、安い調味料ではない。

日本であれば、菜種油でも高級天ぷら店で使う油であれば18ℓで1万円以上で
太白胡麻油では2万円と、想像するよりも油代は高価である。

フィリピン名物のココナッツオイルでも、生で絞り発酵させて油分を分離
するような製法であれば高価だ、しかしフィリピンにしては高価であるだけで
日本に渡るときに価格は10倍以上になる、それが商売であるので仕方がないが
あまりにも高価すぎて驚いてしまう。

エアコンの効いた部屋では、ココナッツオイルは白濁してしまうか固化する。
その点でもレストランでは使いにくい油である。

固まる油という事で、飽和脂肪酸が多い、体に悪いと考えられるが、
ココナッツオイルはタイプが違うらしく健康的な脂だという?

詳しくはわからないので、ご自身で調べていただきたい。

正直に書くといくら高級なココナッツオイルでも
日本人には、おいしいと感じません。

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