
写真はぶりのしゃぶしゃぶ、
身の活かった刺身でないと
魚のしゃぶしゃぶは上手くない。
フィリピンでは絶対に食べられない一品だね:(
日本だとハマチと言うと養殖で、ぶりの方が天然が多くイメージも良い。
フィリピンではハマチが抜群の認知度で、ぶりと書くと
何だその魚は?となってしまうから悲しい。
和牛でも松坂牛は別格だが、ここフィリピンでは神戸牛がNO1と認知される
売れれば何でもいいのだが、お客さんが自信を持って神戸牛No1だよねと
言われると、そうですねと言ってしまう自分が悲しい。
神戸でも但馬でもどこでも、たとえ規格外の和牛でも、どんな日本の和牛でも
フィリピンの牛の10倍おいしい、どれだけまずいんだ!と思うフィリピン牛では
しゃぶしゃぶやすき焼きは食べられない。
そのフィリピンのお肉の一人当たりの食肉の年間消費量はググると
昔の統計値で2018年には肉全体で33.51キログラム、豚肉16.09㎏、
鶏肉14.40㎏、牛肉1.93㎏、水牛肉1.09㎏と、豚肉が最も多く消費されている。
農家の家畜である水牛は、もっと食べられていると思ったが、意外に牛肉より
少ない、田舎と都心部での消費動向は違うし、これは全体の統計なので
こうなったが、牛肉は値段の割に不味いと判断されていると思う。
まずいと判断される原因は約半分の流通量があるフィリピン産牛肉の中に
水牛肉が混ざつている、ババ抜きに負ければ水牛を買わされる。
また、それが固くてまずい……
フィリピンで肉を買う時には迷わずUSビーフと言う選択しかない。
では魚はどうかと言うと、これも水温の関係で脂分の多い魚はいない
銀鱈、ハマチ、サーモンとフィリピン人の好きな魚種はすべて輸入、
ここでも外食産業用の需要と家庭消費での需要は全く違っている。
フィリピンの家庭での消費で断トツはテラピアとバグース、逆に
レストランでこの魚種が使われることは少ない。
今日のように魚を、しゃぶしゃぶで食べると言うと、白身の活魚しかない、
身に脂分がないので、ゴマダレの方がコクがあり美味しいく感じる。
ポン酢の良さと胡麻のコクという事で、今日は胡麻ポン酢にしてみる。
鍋は水と昆布と酒か、出汁にPWで薄味にしても良い。
すり鉢があればにんにくのかけらをすり鉢に手で擦り付けて、少しすりにんにく
の風味を加える、胡麻ペースト1にポン酢2を分離しないように少量づつの
ポン酢をドレッシングをつくる要領で混ぜ合わせるだけ。
鍋物なので、作り方は省くがポン酢、ゴマダレ、または、今日のような中間の
胡麻ポン酢なども美味しい。
フィリピンでは鍋料理屋さんは、火鍋がほとんどなので、沙茶醤に
生唐辛子と刻み葱、ニンニク、そこに中国醤油と鍋のスープで
タレをつくる食べ方が主流。
卓上にねり胡麻や薬味を準備しておきPBやボンズを火鍋屋のように、
自分で卓上でタレを合わせて食べる。それも楽しい食べ方になると思う。
フィリピンの鍋料理屋さんには水槽がある店が多く、生きた海老を蒸してつまみで
食べたり、ラプラプと言うハタの仲間を生け造りにして食べたり、
当然、中国系のお客さんがターゲットなので中華料理も充実しており
大人数で利用すると楽しい店である。
コロナ前は食べ放題のスタイルの火鍋屋が繁盛していたが、食べ放題の提供の仕方、
大人数を回して利益を取るという商売ができなくなり。昔からの火鍋屋に
行く事に行く機会が増えた、マラテ地区の方が老舗の火鍋屋が多く、
地名とHot potと検索すれば、自宅から近い店が探せると思う。
ポン酢やゴマダレを持ち込んでも、訪ねれば大体は取り皿をくれるので
日本の味にどうしてもこだわるのであれば、持ち込んでも良いと思います。