
そら豆はいろんな呼び名がある。
四月豆、五月豆、夏豆、雪割豆、 大和豆、唐豆、
などなど色々な呼び名と豆板醤や空豆醤油などの
加工品も多くあり、おいしい豆の種類だ。
春先の短い期間しか出回らない割には馴染みの多い野菜ですが
冷凍のそら豆は、ここマニラでは年中売られている。
日本人の人が買うのだろうか?
冷凍と生のそら豆の味の差は大きな差があり、冷凍では加工品に使える程度で
生のそら豆であれば食べ方としては塩ゆでが一番多く、サヤごと焼いた物や、
かき揚げなどと色々楽しめます。
今日はそら豆の醤油漬けですが、四国の名物の醤油豆は乾燥した空豆を
使いますが、生の空豆をダシで割った割り醤油に漬けても美味しいです。
醤油漬けと言うと醤油にそのまま漬けると想像されるが、おひたしの倍程度の
濃度で漬けることが多い、通常のおひたしだと、出汁4:RED1程度
醤油漬けとなると出汁2:RED1となる
空豆 サヤから取り出して固めに茹でそら豆の重量と同等か1.5倍程度の
調味液につけて、半日ほど味を染み込ませる。
フィリピン人が好むのは、普通に塩ゆでか、ガーリックバター炒めのような味で
醤油と出汁に漬けた野菜はあまり好みではない。
フィリピン人が食べる生の豆は、ささげかインゲン。乾燥の豆は緑豆のムング豆で
それ以外の豆類はあまり、市場でも見かけることがない、多く流通する野菜では
あるのだが、単体で食べるよりも他の野菜と一緒に調理する方が多い。
乾燥のインゲン豆もレストランでは使われることがあるが、家庭では
水煮の缶詰めが中心で乾燥の豆を戻して使う人はほどんどいない。
フィリピン料理はスペインの料理文化を受け継いでいる国のはずだが、
どうも違う?まず、オリーブオイルの利用が少ない。
それに加えて海鮮の利用方法も上手ではなく、ここマニラでは肉料理の方が多く、
豆や野菜と煮込むというよりも、肉のみの煮物、アドボが多い。
野菜の好きな人は人参やジャガイモを加えて煮込む人もいるが、ほとんどは
肉のみで調理されることが多く、偏食の人も日本に比べ多く
野菜を加える事で食べれない人が出てしまうので
食堂などでは野菜料理は野菜のみと分けて販売される。
野菜を好まないという点からも、フィリピンでの豆の消費量は多くない、
日本は納豆だけでも、かなりの豆の消費量であんこや味噌、
醤油などの加工品を含めると、世界でも豆の消費量が多い国だ。
フィリピンでは、あまり食卓に並ぶことが少ない豆だが、
保存と言う点では長期保存ができる。
世界の食糧事情の変化が、気候変動だけでなくコロナも含めれば、
過去になく不安定な状態で、日本だけで考えると円安による購買力の低下もあり、
価格は上がるばかり。
この先2年ほどのために、場所があれば長期保存できる食料を確保しておいたり
自分たちが食べれるだけの野菜、特に簡単な芋類の育て方を勉強するのも
いいのかもしれない、ここ1年間の食用油のマニラの販売価格の変化だけを
を見ていても、この先どこまで価格が上がるのかと不安になる。
ここマニラでは10ℓも入るペットボトルの水がよく売られている、
価格は80ペソほどで水を飲んだ後の空き容器が非常に便利で
食品でも薬品でも10kgも入って密閉もできるので、私は愛用している
一番問題になる虫の混入も防ぎやすい。
家庭では量が多すぎて脱酸素剤が買うことができないが、もし買うことが
できれば、食品を入れて密封したら虫が湧いたり食品の劣化を遅らせたりできる。
と書くとなんでも長期保管出来ると思われそうですが、人が物を触れば
何らかの菌が付く、十分な量の脱酸素剤と密封したら、袋内は酸素が0%になり、
人が死ぬことが多い嫌気性菌が増えて行きます。
乳酸菌もそこら中にいるのでペットボトル内で増えて、白カビみたいな物が
生える事もあり、保存出来るものにも、限界はある。
家庭での備蓄という点では、やはり一番安全性が高い缶詰めが
調理の手間もなく場所も取らず便利ですね。