ステンレス包丁

海外での調理のこつ

日本の包丁は海外で、ものすごく人気がある。 ここフィリピンでも人気があるが、街で売られている中国製包丁と比較されてしまい価格が高いと思われてしまう。

価格が高いのはなぜか?材質、加工方法、長さや厚みなど全く調べ無い人がほとんどであるフィリピン。しかし通常の鋼の包丁は錆が早く使えない。

海外で和包丁を使う場合は鋼の包丁は錆びるため手入れが必要で管理ができないので最近はステンレスの硬度の高い素材で作る和包丁をよくみる。

しかし価格が高く従業員に個々に買い与える事は現実的では無い、道具は個々に与えないと全く手入れをしないので価格のやすいステンレスの両刃包丁を買い与えてきた。

価格の安い包丁というとモリブデンかハイカーボンステンレスが多いが、上の写真のハイカーボンスチールの包丁を長く使っている。ステンレスの素材としては DSR1K6という材質。
大同特殊鋼が販売する素材でそれほど高くない刃物の材料。

刃肉の薄い筋引包丁などは30cmサイズで8000円程度で買える。

30cmざっくりと言えば1尺で和包丁の柳刃を買えば数倍の値段がする、当然、刃の厚みが厚いので材料費もかかり割高になるのは当然の事である。

日本の和包丁は片刃で、はじめから、しのぎのラインがあり。あまり刃の厚みを落とす事を考えないが、両刃の包丁は選ぶ角度で刃の付き方が変わる。鉛筆を削るときに木の部分を長く削り芯を長く出して先端を尖らせる時と同じ理屈。

それを刃物を研ぐときに刃肉を落とすという、薄い刃は切れ味が良く研ぎ上がり早い。

家庭でも少し長めの27cm程の筋引包丁があると刻み物から刺し身まで重宝します。


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