使い捨てのビニール手袋にマヨネーズのハンドクリーム。日本の寿司職人が見たら発狂するだろうが、それがフィリピン、いや海外では基本♪
という書き出しですので、今日はお寿司のこと、それもフィリピンでの話。
全ての海外を含めると語弊があるがし高級店では手袋など使用しない事が多いが。衛生管理のために外部からの監査を受け入れている会社もある程度の規模になると当たり前で、フィリピンでも素手の加熱提供しない食品の加工は原則手袋の使用が会社のルールとなる。ルールを確実に守るかは別の問題として、下の写真のようなボードが調理場の色々な場所に掲げられている。

ビニール手袋にマヨネーズのハンドクリーム。乱暴な仕事だが、手にテフロンコーティングでもかけたような感覚で全く手に米が残ることはない、慣れてしまうと逆に手袋無しのほうが手を洗う回数、手に残った米を布巾で拭う、手水を付けるなどの時間がなくなり、一日で考えるとかなりの時間短縮になると思う。
しかし、人間の感覚とはすごいもので厚みがミクロンのビニールが手を覆う事で、温度、圧力、角度、水分量、粘性等々の情報が頭に届かない、したがって材料が傷んでいても気づかず提供してしまう人間寿司ロボツトとなる。
しかし家庭で握り寿司を楽しむ時などはビニール手袋にマヨネーズのハンドクリーム、YouTube で寿司の握り方の動画でも見ながら作れば楽しいと思います。