以前のブログで書いた店舗を契約することにした。契約の内容は賃料6万ペソ、広さ110平米、保証金2か月、前家賃2ヶ月。平米あたり550ペソのお家賃。
かなりのオンボロビル、しかし予算もあるので仕方ない。屋根と全体のビルの配置が見たくて、高い位置から見てみた。敷地内に立つビル全ての屋根がきれいに錆びている♫
フィリピンでは一般的に保証金は返却時に修繕が必要な部分を直し借り主に返却。しかし前払い家賃の精算はレンタル開始から、いきなり精算する大家と返却前に精算する場合があり、最初に確認するほうがよい、どちらにしても精算されるお金なので、それほど気にする必要はない。
契約前の交渉になるが、開業までの工事期間の家賃の免除もしくは減額に関しては慣例は特になく交渉次第です。今回は免除なし:(
居抜きの場合は、機材の所有者と大家の関係が良くなければ造作譲渡を認めないはずなので、居抜きの店舗の大家さんは、話のわかるタイプの大家さんが多いと思う。
ショッピングセンターや大きなビルの場合、スケルトン返しが基本。日本に比べて居抜きで出てくる店舗は少ない。

将来の賃料上昇を固定して長い期間したい。しかも中途解約のペナルティ無く契約したいと誰もが思うが、日本と違い常にインフレ率がある程度高い国なので、少なくとも5%程度は賃料上昇を含んだ契約になる。
それよりも何よりも驚くほど貸し手が強いのがフィリピン。家賃の値上げ、嫌なら出ていけが多い。
一般的には1年契約が普通で2年とか5年とかはあまり聞かないが、長期が好みであれば交渉してみるのも良い。
家賃の支払いは電子マネーが進んだとは言え、現在も先日付小切手がほとんど。それができなければ一年分現金で払えとなる。
日本から来たばかりで銀行口座の開設ができない状況の時は、一番最初にその点を確認して、現金で何ヶ月前払いすれば良いかを確認したほうがよいです。
契約者名は日本人でも可能です。しかし多くの業種で外資参入規制があり、日本人が借りても、それによって商売を守ることにはなりません。
外資参入規制。ネガティブリストと呼ばれる表がフィリピン政府から変更毎に発行される。
日本人が気にするのはコンドミニアムの区分所有と小売業の100%外資の最低資本金の変更ですが、どちらも昨年の変更があるようです。


海外進出に関してはJETROの方にお尋ねして進めるほうが良いとおもいます。
コンドミニアムは賃貸で借りられる賃料に比べ現在の販売価格が、えらいことになっているので不明です。
まあ、将来は誰もわからないですから、このまま一服無く上がり続けるかもしれません。
10年前は100万ペソもしないのがコンドミニアムいっぱいあった。その頃から投資した方は数倍ですね。まあ、結果論ですね。