景品の時計と装甲車

フィリピン生活

フィリピンは交渉の国。それはカツコイイ言い方で、悪く言うと汚職大国。

法人税も所得税も当然、相続税も交渉出来る?

ということは、お金持には天国で、おまけに人件費も安いから、お金持ちはいつまでも金持ち。

どこかの国のように3代続けばなくなるなんて事はない。

私のコロナ以降の食い扶持はフィリピンのレストランコンサル。何個も仕事がないと、生きて行けないので、いろんなところに出没する。それなのでいろんな人に会う。

そこで思うのはフィリピンで人を見た目で判断すると、その場の損をするだけでなく、大きな損失なる可能性があるので書いてみたい。

人を見かけで判断してはいけないというのは、日本でも他の国でも、やってはいけない事。

わかってはいても、時には忙しさのあまり雑な対応をしてしまう事もあるだろう。

犯罪が多いフィリピンでは特に、身なりをシンプルに見せる金持ちの方が多い、特に華僑系の方々。

この前笑ったのは、コカ・コーラの景品の時計。品の良い豪華ではない服装をされていたが、やけに目立つ時計。私はその時計のことで、お話を伺った後だったので、楽しくことの推移を見ていたが、車寄せのボーイは、なんだこのジジイ状態。

他のきれいな見た目のお客様の車と荷物のさばきで忙しい、チップは彼らの収入源!しかし、まあ同じように綺麗な大衆車。

その時2台のレクサスのバンに挟まれたドイツの高級車の防弾ロング特注タイプ、昔にSPのアメリカ人に聞いたが推定4トンぐらいあるタイプ、まあBMWという高級装甲車が到着。

コカ・コーラ時計の方が足を進めると、かなり遠い位置で待機していた、ボディーガードが車寄せの外から2名、背後から2名が近づき、装甲車ドアを開け、コカ・コーラの殿は消え、ガードはレクサスのバンへ消えた。

現場は時代劇の水戸黄門状態でボーイは何も悪くないのでお裁きは受けないが、驚きの表情は隠せない。

これがあるからフィリピンは怖い、フィリピンのヤクザ屋さんも普通の格好をしているが平気で人を殺す。

作り話のようだがこれがおおい。今日の仕事先のオーナーも華僑系フィリピンの方、例によって質素な見た目。喋り方も極めて温和。

でも、ちゃんとしたマネージャーがたくさん居てその人たちは優しくありません、仕事ですからね。


にほんブログ村

コメント

タイトルとURLをコピーしました