金には変えられない、大した金額の差では無いのに。でも商品の差は大きい。
メインの食材ではない場合、徹底的に仕入れを落とす、小さな積み重ねが大きな利益の差になることはわかるのだがあまりにも商品が悪い。
今日のお仕事は海苔の吟味。
日本の食べ物の生産がどんどんC国に流れ、日本加工では太刀打ちできない。今日の海苔も、そんな状況。
日本産と、その他を比較するわけだが、そんなもん比較しなくても日本産が良いに決まっている。寿司も海苔も日本の文化だ。

水分を含ませて縮みを見てみると写真の通り。引きちぎりの強度も比較にならない。

大した価格差ではないが、価格にだけ反応してしまう会社が悲しい。一時的に許可済み商品リストに加えても、しばらくすると昔の商品に戻っているから関心する。
フィリピンでも日本でも外食企業のトップが調理の現場上がりの人事が出ることは少ない、現場は調理場設計にしても商品配送にしても、商品の品質まで上からの判断になる。
しかし調理人に任せて大きくなった企業も限りなく少ない。まあ、飲食店は個人経営の店に限る。料理、サービスで個人店に大手は敵わないと思う。
日本の食材供給を支えている会社も同じで、個人で営む小さな会社の素晴らしい商品が日本には多い。しかし思うのだが、日本の政府はそれを潰すつもりか?
原料費が上がり、経費も上がる。そうなれば人件費も上がるのは当然。日本生産品の価格では、海外加工に勝てない。海苔などは海外でも需要が多い食品で頑張ってほしいものなのだが。
それにしても農協の肥料の価格とか、飼料とか、ほったらかし。日本国は農業、畜産、漁業等を本気でつぶすつもりだろうと思える。
国際貢献などと言いODAで海外にお金を配るのも、日本の人にはあまり知らされていない。
日本国はもう国際貢献などと偉そうな事がやれる立場ではない、財政は再生できないところに入っている。
金利が上がれば債権は?銀行は?と考えると、恐ろしいものがある。
歴史を見れば国は近々、滅ぶだろうが日本の良い商品は生き残る。その時まで美味しい日本の食品を作れる人達が生き残ってほしい。
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