15年間借りていたマカティの家を離れる日が来た。子供達が育ち、食品の加工場になったり、倉庫になったり、コロナの時には弁当屋にもなった。
15年も手を入れないとさすがに建物は傷む。大家さんにお返しす時が来た。
場所は日本食材店のはっちんさんの近く、サウスセメタリーという大きなお墓の横の小さな古いビレッジ。
土地自体は政府の所有地でリトル東京の前のサンバーホールディング絡みの一斉立ち退きで話題になった土地と同じような扱いの土地。コマーシャル、商業地域ではなかったのが残念だったが住むには便利な場所だった。
15年も借りれば家賃で、コンドミニアムが3部屋ぐらいは買えていたが、余りの便利さに引っ越す気に全くならなかった。
外国人はコンドミニアムしか買えないのがフィリピンの法律だが、今年からいよいよ外資100%で会社が作れる資本金の引き下げが法案通過して、実際に登記された会社が誕生し始めて来るだろう。
20万米ドルなので会社名義で土地を購入して商売を行う事も可能になる、ほぼ10分の1の引き下げなので、レストラン等の進出でも可能になる。
強気な意見が多い、フィリピンの土地は値崩れしないとか言う人がいるが、私が来てから14年大きな下げがなく値上がりが続いた、そろそろ金利の上昇で一服するかもしれないと私は勝手に思っている。
さて、今日のブログで書きたいことは。もっと身近なコンドミニアム、ビレッジ等の警備員に管理された場所から引っ越す場合の注意点。
ムーブアウトクリアランスという書類を事前に提出していないと、引っ越しの荷物を運ぶトラックが敷地に入れない事になる。住んでいる場所の管理組合や会社のレターヘッドの付いた紙に以下のような文章が付くだけ。

一人住まいのコンドミニアムで気楽に考えて車を頼んだら荷物が運び出せないなんて事がおこる。車を手配した費用を無駄にしないためにも、事前に管理組合に申請することをご注意頂きたいです。
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