グランドオープニング

フィリピンでの商売

フィリピン式の開店方法。

ソフトオープンまたはドライランという名前で許認可の紙が届く前から、または従業員の訓練目的で営業し、すべての書類が整ってからグランドオープンとする。

グランドオープンは牧師さんを呼んでお祓いをして、お客さんを招待して、食事を振る舞う、全くの無駄な行事。

皆さん、キャンドルを手に持って牧師さんの話を聞くわけだが、ロウが床にたれる事を気にする参加者はごく僅か….ひどい人だとロウソクを斜めに持ってロウが床に垂れ放題。

その後、牧師さんは聖水を巻きまくり、リボンカットをして、小銭を店に撒いて終わる。

そこからタダメシの時間で、食べて飲んで、お土産で食べ物を持って買える人まで。全くお客さんはお祝いの品やお金は持ってこない。

お金持ちの世界では花輪を出したり、絵画や調度品を贈る事もあるが、街の小さなお店で、そんな事は起こらない。

最高に無駄金なグランドオープン、しかし、それがフィリピンの文化。

店中に風船が飾られるのだが、これは何なのだろう?これも費用だが、わずか数時間のセレモニーのためだけ。

という、日本人には無駄に思えてしまう、オープンの方法でした。


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