フィリピン人に特定技能外国人の試験を受けてもらうには

フィリピンでの商売

人手不足絶好調の日本。働ける人はいるのだが、日本人が疲れる仕事に就きたくないということも、人手不足に拍車をかけている。

何十年も前から結果は見えていた事で国が手を打たなかっただけのこと。私がフィリピンに店を作った2009年時点でも、日本で飲食業は人手不足に直面していた。

個人の飲食店経営者が日本で働いてくれるフィリピン人を探すために、フィリピンで店を作り育てて、フィリピンから日本に送る事を考えないといけないほど、当時からサービス業は求人に苦労していた訳だが。その現状を打開しようと国が動くわけでもなく、日本人の外人嫌いも全く変化しなかった。

個人的にはフィリピンでも、日本でも私の商売は発展もせづ、ただ面白おかしく人生を過ごすだけで現在に至ってしまったが、手を打って駄目だったのだから後悔はない。

フィリピンに来てから現在まで、外国人受け入れ制度を見てきて、技能実習生制度の代わりになる、特定技能外国人受け入れに変わり始めた今、制度の変更によってフィリピン人に日本人と同程度の賃金が払え、そして日本の人手不足がもう1段階深刻化した今の日本の状況で仮に外国人でも、この人手不足であれば働いてもらうと言う意識に経営者は変わらざるをえない。

特定技能のルールなら、自分の知っているフィリピン人でも日本に行くことが勧められる、それぐらい以前の制度と特定技能には差があるように感じる。

では、実際に日本に行ってもらうフィリピン人で日本の現場で役に立つ程度の経験や技能がある人だと、フィリピンでも。特に私の仕事である飲食業であれば現在のフィリピンで飲食店の管理職として3万から5万ペソ程度のお給料で働いている。

現在のマニラ首都圏の最低賃金で働く人の倍から3倍程の給料。これは日本でも同じで最低賃金で募集しても良い人は雇えない。

現在、フィリピンで5万ペソの給料で働いているひとが、家族を国に残し海外で働くとすればいくら必要だろうか?

外国人でも働いてもらっていると本当に雇い主が思わない限り、日本人と同等の給料はなかなか払えないと思う。

反対に日本に仕事に行くフィリピン人も技術を証明するSSWの受験に日本語で合格する必要があり、試験のためと在留資格申請のために、日本語検定4級を最低でも合格する必要がある。下の英語のテキストで勉強していき。

日本語での本試験に挑む。

しかし、試験は、ほぼ毎月実施されておりフィリピンで受験できるので、勉強を続ければ合格は可能だと思う。

試験に合格していれば、どこの送り出し機関からでも仕事を探せるわけだが、私が関わる場合は日本側もフィリピン側も、自分が話をできる人の会社にお願いするようにしている。

フィリピンと日本で考え方と文化が大きく食い違う、自分が加わることで、問題を最小限にできればと思う。

また、送り出し機関には外国人の必要な手伝いができるスタッフが居るので、会社が全て対応しなければいけないこと訳でもない、私の場合は本業の飲食コンサルにつながる可能性を見ているだけ。

知り合いのフィリピン人であれば、日本に行って良かったと思ってもらいたいですからね。


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